先日、なつかしい Bianchi の組立を承りました。
メルカトーネウノのカラーリングで、手持ちのカタログを見たら 2000 年モデルの
ようです。
最近、Bianchi がこれに近い配色のを出しましたがやっぱり当時物のほうが
いかしてます。
サドルがパンターニレプリカだったのでバーテープ止めのテープを
グレー色にしときました。
今回、自転車の組立と同時にホイールの組立も承りました。
これまたなつかしい Ambrosio Xcarbo です。
このカーボンリムはインターナルニップルなんですが、このインターナル
ニップルってのは組み立てるときにちょっとめんどくさいんです。
上の写真のような部品構成で組み立てるんですけど、このニップルワッシャーが
曲者で、奥に入ってて見えないスポークにどうやってワッシャー入れるんだよって
ことになるんです。
通常はグリースを接着剤のようにしてニップルにワッシャーをくっつけて
慎重にスポークにねじ込むんですが、今回は取り付け前にリム内に
ワッシャーが落ちるとなかなか取り出せないようなのでより粘着性の強い
WAKO's のディスクパッドグリースを使いました。
これなら少々衝撃を与えてもワッシャーがずれることもありません。
きれいに組み上がりました。
ハブは TNI エボルーションライト、スポークを SAPIM CX-RAY にして
重量は、フロント 601g、リア 738g でした。
自分はこの年代のアルミフレーム車が好きなので、お客様の自転車ですが
組立しててもすごく楽しい仕事です。
[8回]
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