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    先日来紹介してました Raleigh の古い自転車なんですがちょっとした
    問題が発生しました。

    一通りのサビは落としたんですが、鉄リムのサビがひどく特にブレーキシューの
    当たる面はザラザラだったんです。
    そのまま乗っていたらブレーキシューの減りが早くて、良いのか悪いのか
    セルフアジャスト機能付きのブレーキレバーのおかげで船がリムに当たって
    ガリガリ音がするまで気が付きませんでした。


    ということでリムを新調してホイールを組み直すことにしました。


    選んだリムは、質感の良いステンレス製の ARAYA WO-2 26x1-3/8


      


    このままでも問題はなかったんですが、自転車の雰囲気には
    ポリッシュ仕上げのほうが良いなと思い、始めてのステンレス磨きを
    やってみることにしました。

    いろいろやっみましたが、以下の方法が手っ取り早くてそれなりに
    見えるのでこの程度の仕上げでかまわない方は参考にしてください。
    磨きのプロからしたら一笑されるでしょうけどね。




    工程その1

    まずは、ヘアラインを消します。

     

    100mm のディスクグラインダーにイチグチの BS スコーライトディスク M
    粒度 240 を付けて削ります。

    注意点は決して力強くリム面に当てないこと、グラインダーを一箇所に止めないこと
    イメージとしてはエアガンで塗装を吹くときのような感じです。
    軽く触れる程度が大事です。
    そうしないと部分的に削れてしまい修正が難しくなります。



     

    こんな感じでヘアラインを消します。削り過ぎないことがコツですかね。
    あくまでもヘアラインを消すだけです。



    工程その2

    続いては、色々試してみましたがこの方法が時間は掛かりますが一番均一に
    削れました。

      

    使ったのは空研ぎの紙ヤスリの 400 番です。

    工程1で付いた 240 番のキズを消すんですが、気長にやることがコツですかね。
    1本のリムでこの一枚を使い切るぐらいです。


     

    こんな感じまで削ります、240 番のキズは比較的簡単に消えていくんですが
    今回のこのリムは円周方向にちょっと深めのスジが入っていたので
    それを消すのに時間が掛かりました。

    この段階で丁寧に削っておくのが最終的なきれいさに影響すると思います。




    工程その3

    ここから磨いていきます。


      


    「イチグチ」の BS スコーライトディスク M の粒度 600 を付けて磨いていきます。

    ここでも油断すると表面に黒色のスジが付くいわゆる焼けが出てしまうので
    あまり押さえつけないこと、グラインダーの動きを止めないことがコツだと
    思います。

    ディスクにコンパウンドの白棒を塗りつけて磨いたら焼けも出にくく
    きれいに磨けました。

     

    こんな状態まで磨いてみました。
    ここでは時間を掛けてもあまり仕上がりに違いは出ませんでした。




    工程その4

    教科書的な工程からしたらちょっと端折ってるとは思いますが
    適当なところまで磨けたので、もう最終的な仕上げをします。


     


    「ケンマのヤナセ」のフェルトディスク ソフトにここでも白棒を付けて
    磨きます。
    ここまで来ると特にコツなんてありません。どんな風にやっても
    あまり仕上げは変わりません。

    でもあまり一箇所にグラインダーを当て続けるとリムがあっちっちになるので
    注意してください。


     

    たぶんコンパウンドを変えていったりするとさらに深みのある面に
    なりそうですけど、今回はこの程度で十分なのでここで終了。

    本当はサイザルのディスクとか使ったら良いのは知ってるんですけど
    1枚2000円以上するディスクを買う気にはなりませんでした。


    今はすでにホイールも組み直して自転車に付けましたがこの程度の
    ポリッシュでも十分にカッコよくなりました。

    ステンレスリム自体を使う方が少ないでしょうけど、リム以外の
    ステンレスヘアライン仕上げの物でも同じことだと思うので機会があったら
    お試しあれ。








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