せっかくの3連休になのに、後半は台風で荒れ模様のようで残念です。
シマノの11速化でのホイール対応は各社がやってくれていますが、本家シマノの10速の
ハブや完組ホイールが対応できないのは残念ですね。
まーこれはシマノの技術力云々ではなくて、シマノは8速から9速への移行のときに
そのまま使えるようにしたのが今回は変えましたということでしょうね。
私の場合は、カンパが8速から9速に移行したときに8速のホイールが使えなくなって
カンパやめようかなと思ったこともありましたから。
今回は当店でも販売している DT SWISS の HUB をシマノ11速に換装を承りました。
DT SWISS のフリーボディの交換はすごく簡単で、手で強く引っ張れば抜けます。
ただ、このシマノ11速用フリーボディは、10速フリーボディより 1mm 長くなりましたので
セットすると OLN は 131mm になります。
これ自体は、フレームのほうの許容寸法内なので問題はありません。
上の写真はカンパの資料ですが、エンド幅 131mm を許容としています。
しかし、ここで問題になってくるのがホイールのセンターです。
単純に考えれば、フリー側 1mm 増やしたのでハブのフリー側フランジが 1mm センター側に
ズレてホイールセンターも狂うはずです。
この点をカワシマサプライさんに聞いてみたところ、 DT SWISS ではセンター修正は必要ないと
言ってたということです。
それではということでセンターを調べてみたら、そのまま使えるレベルではないほど
センターはズレました。
たとえばブレーキシューとのクリアランスを左右 1mm にしていた場合、このままの131mm で
130mm エンドのフレームに入れてフレーム側が左右 0.5mm づつ広がれば
ブレーキシューのクリアランスは、右 0.5mm、左 1.5mm になっちゃいますから、
これはイカンでしょう。
今回、2本やりましたが同じようにズレましたので間違いはないと思います。
1 mm 程度の調整ならばスポークテンションに大きな違いも出ないでしょうしスポーク長を
換える必要はないでしょう。
念のためスポークテンションを調べながらセンターを修正しました。
それほど大変な作業ではありませんが、カーボンリムの場合はスポークテンションの上限が
シビアだったりするので、購入店や専門店でやってもらうほうがいいと思います。