かれこれ30年以上前の話ですけど、初めてスキー板を買ったとき確か LOOK のビンディング
だったと思います。 その後買い換えても LOOK のビンディングにしてました。
そんなことで自転車をビンディングペダルにしたときも、あー LOOK が作ってるんだから
安心だなと思ったものでした。 実際に買ったのは LOOK 製じゃなくて LOOK パテントの
シマノ アルテグラでしたけど。
当時は、LOOK のよりシマノやカンパのほうが形状がカッコ良かったんですよね。
時は流れて、今までずっと LOOK が KEO になってからも DELTA を使ってきましたが
いよいよ買い換えました。
まじめに走ってる人ならとっくにお役目ごめんになってるでしょうの古いペダルですが、
私はつい最近まで使ってました。
昨今の樹脂製ペダルに比べるとこのアルミ製はかなり重たいですね。
片っぽで約 70g 、グルグル回す所だから今まで相当無駄なエネルギーを使ってましたね。
数ある LOOK KEO のペダルの中で私が選んだのは、この CLASSIC 2 です。
形も気に入ったし、重さだって上位のクロモリシャフトのモデルと比べてそれほど重くなるわけで
ないです。
レースでスプリントするわけでもないのでスプリングテンションも強くしたりしないですから。
( CLASSIC 2 のスプリングテンションは 8 ~ 12 Nm )
昔、車にはまってたとき一度は FF 車に乗っとかないと FR 車の良さもわからないかななんて
思ってシトロエンに乗ってたことがありますが、まーこれがかなりの部分にプラスチックが
使われてて、ボンネットやらリアハッチまでプラスチックだしフランス人というのはプラスチックを
うまく使うもんだなと関心したものでした。
これまでいろいろな分野のフランス製品をみてきましたが、プラスチックを使わせたら
フランス人が一番うまく使うと自分は思います。
形状に無理がないんですよね、よくよく考えて形状を造らないとインジェクション成型では
残留応力があったり応力集中がおこったりしてすぐに壊れちゃう。
この LOOK ペダルの形状を見るとよく考えられてるなと思います、どこにも無理なところが
ないし、無駄なところもない、型割りにしてもさすがだなと思います。
Zefal のボトルケージに SPRING というかなり安いプラスチック製のがありますが
これは普通に使ってたら割れませんけど、同じような価格の PROFILE DESIGN の物は
1年しないで割れちゃうこともあります。
以前、カンパのエルゴレバーの親指レバーをシャフトと一体でプラスチックで作ってきましたけど
これの形状はひどいものでした。すぐ壊れちゃうなと思ってたら設計変更されました。
そんなこんなで、自分はフランス製のプラスチック製品を非常に信頼をしているのです。