ということのようですが、どの部分が新しくなったかというと、
このレーザーグリップというやつ、トレッドパターンをこれまでの金型成型
ではなく成型後のレーザー照射によって、タイヤサイドの表面に細かな溝を
刻んでサイドグリップを強化したそうです。
確かにこのサイドの模様を触るとヌバック地のような感触です。
「これをサイドのみに配する事で路面抵抗を抑え、あらゆる状況下で安定した
コーナーリング性能を発揮」となっています。トレッドセンターにこの加工を
するわけがないと思いますよ。
「走行時の振動吸収性に優れ、ライディング時の疲労を軽減
ケーシングの製法を見直す事で、よりしなやかな乗り心地と軽さを実現」
ということですが、確かにケーシングはまったく新しいものを考えたようで
TPI は GP4000 の 3ply / 330 と変わりないものの、装着時の外周長が 23c の太さで
GP4000 の 2122mm から 2135mm へと大きく(太く?)なり、GP4000 の 25c の
外周長 2133mm より大きく(太く?)なっています。
断面形状を見比べたわけではないので確かではありませんが、23c でも 25c なみに
太くなってる可能性があるんで、そのための性能向上かと思います。
「製法を根本から見直し、高密度でしなやかなケーシングを形成
従来より広い範囲を補うことで耐パンク性能が向上しレースや出先での
リスクを回避」
もともと GP4000 でも耐パンク性能はすばらしかったですが、さらに
よくなったとなれば頼もしい限りです。
ベクトランブレーカーの生地のスペックがわからないのでどのように
変わったかはわかりませんが、上記の文章から推察するには TPI を上げて、
ベルトの幅を増やしたんじゃないかと思われます。
この性能は Grand Prix シリーズを選ぶ一番の理由だと思うので
この GP5000 には期待できます。
ちなみに、コンパウンドの BLACK CHILI に関してはカーボン粒子の配合を
変更したようですが、体感できる性能の向上は不明です。
ただ、このコンパウンドは耐摩耗性にすぐれていて、ほぼ完成の域に達して
いるんじゃないでしょうかね。
自分としては、もう少し柔らかくてもいいのでグリップを上げてほしいところ
ではあるんですけどね。
あと GP4000 でよく見られたビード部のほつれてくる補強布は
改良されているかどうか不明です。
最後に実測で重量比較をしてみましたので、参考にしてください。
GP4000 S2 700 x 23c : 210g GP5000 700 x 23c : 199g
GP4000 S2 700 x 25c : 225g GP5000 700 x 25c : 218g
明らかに軽量化されましたね、断面を見てないのでわかりませんが
トレッドが薄くなったとすれば若干、使用距離が減るかもですね。
今回入荷は、クリンチャー 23c と 25c のみになります、当店販売価格は
23c 、25c ともに
8400円(税込)になります。
今回も、少量入荷のためお早めに。