最近、当店でもチューブラータイヤを使うお客様が増えたように感じます。チューブラータイヤは
一度使うとはまってしまう人が多いのも事実です。
当店でもいろいろなメーカー、グレードのチューブラータイヤを扱っていますけどよくお客様から
高いのと安いのはどう違うのと聞かれることがあります。中身のチューブの材質がラテックスか
ブチルの違いとか、耐パンクベルトの入れ方とか、コンパウンドの違いとかいろいろな製品自体の
違いがあります。
あと意外に製法の違いというのが大きく影響してて、もちろんハンドメイドが手間かけてるし高価に
なるのはわかるんですけど、実はこの作り方によるチューブラータイヤの性能の違いは少なくないんです
本来のチューブラータイヤのあるべき形としては、リムに嵌めないで空気を入れても
この左の写真のようになるのが本当です
これが廉価なチューブラータイヤの場合は、構造と製法が簡略化されてるために
右の写真のようにトレッド部が内側になっちゃいます。だから、こういうタイヤをリムに接着すると
トレッド部はかなり引っ張られてタイヤ全体に均一に力が架かっていないために本来あるべき
チューブラータイヤの性能が低下します
後は、ゴムの加硫をどの工程で行うかによってタイヤの性能は変わったりします
まーこれらのことでいわゆるハンドメイドのタイヤはいいってことになるんです
じゃー乗って何が違うかというと、使い方で違いが顕著に出るかどうかはあるんですけど、大雑把にいうと
空気圧高めで転がり抵抗が小さいのに乗り心地が悪くないとか、転がり抵抗小さいのにグリップも
悪くないとかの相反するはずの特性が相乗的にいいってことじゃないかと思います。
人とか走り方によっては、コーナーリングのときのタイヤのたわみ具合がいいんだよななんて
言ったりします
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