普段の生活から考えたら20年ってすごく昔ですけど、こと自転車に関していえばそれほど
昔じゃないような気がするのは私だけでしょうか?
今回オーバーホールのご依頼を受けた自転車は20年ほど前の自転車。この自転車のオーナー様は
いつかまた乗る日もくるだろうということで厳重に梱包して保管していたそうで外観はすごく
きれいな状況で持ち込まれました。
お客様と話しているときは忘れていましたけど、20年前1990年代最初のころ SHIMANO が
STI レバー出したんですよね。自分の今でも使ってる BOTTECCHIA も確か 1993 年モデルで
105 の STI レバーつけてて、その後 600 、DURA ACE とお決まりの進化を遂げてって
今はカンパに換えちゃってます。
今回のオーバーホールは基本の
分解、クリーニング、注油のほかに
チューブラーホイールを
クリンチャーホイールに換えました
できるだけ使えるものは使うということで
スポークはカットしてハブをメンテして
そのまま流用しました
ブレーキシューはゴムも劣化しているし
現行の R55C3 はすごくいいゴムなので
換えましたけど、変速に関しては
多少遅いかなとも思いますけど、これでも
問題ないかなの進化レベルですね
ただ8速はちょっと辛いかな
乗ってないで保管していた場合
よくある不具合は、この STI レバーの
作動不良だと思います
ラチェットのリターンスプリングは意外と
繊細な弱いバネを使ってるため
グリースが硬化してるとラチェットが
動かなくなります
これは機械的に破損しているわけ
ではないので時間をかければ復活します
20年近い冬眠を経て復活した
ロードバイク、かなりカッコよいですね
[3回]
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