おとといフランスからでっかい荷物が届きました。
箱はサムスンの液晶テレビせすけど、わざわざフランスから大型テレビを
輸入したわけではありません。
中身は、2000年代最初の頃のイタリアンアルミフレーム
何で今更アルミフレームなのと思うかもしれませんが、この時期の
アルミフレームはパイプメーカーが台頭してくるカーボンフレームに対して
かなり挑戦的で革新性のあるアルミ素材を造ってきてそれらを使ってつくった
フレームが数々あったので興味がつきません。
どこの何と言うパイプを使ってるかでどんな自転車を作りたかったか
なんとなくわかった古き良き時代です。
今乗ってる OLMO は99年製でこの頃主流だった Dedacciai 7003 で
素材的にはいたって普通なんですが、それでもすばらしい乗り味なんです。
あのアルミ合金だったらどう変わるんだろうとか、いろいろなブランドの
パイプ素材に乗ってみたくなっちゃうんです。
自分は、80年代最初の頃学校を卒業して航空機関連のメーカーに就職し
10数年エンジニアをしていたこともあってアルミ合金の知識も
若干あるしアルミ素材を設計にいろいろ使ってた経験上、この素材に
愛着があるんです。
仕事ではアルミ素材での設計がほとんどでしたけど、実は学校の卒研の
テーマは「繊維強化プラスチックの異方向性と面内剪断力の関係」でして
今では一般的になった東レのトレカのカーボン繊維を使ってレイアップして
CFRP板とか自分で作ってた経験もあるんです。
そんなんで、今時のカーボンフレームの優位性も十分わかるんですけど
今はまだあんまり乗ってみたい気持ちが起こらないんですよね。
まー何はともあれ、アルミは腐食に弱かったり激しく使われた関係で
生き残ってる当時フレームが年々少なくなってきていて、程度の良い物を
見つけるのがかなりむずかしくなってきました。
チタンフレームを探すのより数倍むずかしいと思います。
今回探していたのは、Dedacciai V107 バイプを使った2004年のフレーム
やっと見つかり入手できました。
どこのフレームなのかは、開梱してきれいにしたら後日お披露目します。
興味のある方は少ないと思いますけどね。
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