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スポーツサイクルタイヤ専門店!marco自転車タイヤショップの商品紹介を中心に書いております!                   注)古い記事内での価格は変動している場合がありますので詳細はお問い合わせください。
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    少し前の話ですが、カーボンフレームの破損補修を承りました。


          

    COLNAGO  V1-r で転倒によって左シートステーが完全に破断しています。

    当店では、カーボンドライジャパン CDJ さんに補修をお願いしているんですが
    強度が十分に復活するのはもちろんのこと、仕上がりもきれいなので
    高額にはなりますがこちらに頼むのが一番だと思います。


          


    このフレームはつや消しクリア仕上げだったので、カーボン柄は無くなって
    しまいました。上の写真はあえて目立つような角度で写したので目立ちますが
    補修部分に段差があるわけでもなく意識してみないとわからないくらいの
    仕上がりです。


          

    この角度からだとそれほど目立ちません。


    料金は、今回の補修料は 55、000円(税込)で
    当店にての部品取り外し、再組付けの工賃が 10,000円(税込)
    あと、往復の配送手数料 4,400円(税込)がかかります。

    カラー塗装の補修が必要な場合は、別途塗装料が掛かる場合があります。



    納期は、お預かり後1ヶ月ほど掛かりました。

    70,000円ほどで復活するんですが、いかがでしょうか?






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    7月頃から荒川の江北橋と鹿浜橋の両岸の河川敷がコンクリートブロックの
    製造工場のようになっていたんで、これはどこで使うのかなと疑問に
    思っていたんですけど、謎が解けました。


          


    正確には、「消波根固めブロック」というようで埼玉県の金杉建設さんの
    ホームページで荒川で作ってますと紹介されていました。


    http://www.kanasugi.co.jp/2020/09/08


    さらに調べると、どうやら右岸の北区浮間と対岸の川口浮間ゴルフ場のところに
    使うようです。
    去年の台風19号により被災した低水護岸を復旧するということです。

    工事現場にも、赤羽北用と荒川町用がわかるようにのぼりが出てました。

    やっと疑問がクリアになりました。


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    先日、対車の事故で完全に破壊してしまった Campagnolo SHAMAL MILLE の
    前輪の修理を承りました。

    少し前まで、SHAMAL MILLE も完組状態で前後別売りがあったので
    安心していたんですが、前後別売りは販売終了になってしまってました。

    仕方がないので、ハブだけを生かしてそれ以外の部品を取り寄せて
    当店にて組み立てました。

          

    ぶつけられた方向がよかったのか、リムが早いうちに座屈してくれたようで
    ハブやクイックレバーに損傷なしでした。


          

    復活しました。

    最近のリムはラベルが別売で貼られてこないのでこれを貼るのに
    ちょっと緊張します。


    参考に今回の修理費用を紹介しておきます。


    前輪リム:WH-103SHM                      48,883 円
    スポークキット:KIT-23SHB                   18,929 円
    ニップル:WH-015SHM x 2                   6,718 円
    ラベルセット:LAB-SHMC17                   6,093 円
    組立工賃:                                       10,000 円

    合計:                                             90,623 円(税込)


    完組前輪ホイールが 88,000 円(税込)だったので少し割高に
    なってしまいましたが、致し方ありません。


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    今日、注文していたバイクの CDI がイギリスから届きました。

    配送にちょっと時間が掛かってたのは国際書留だったからですかね、
    書留は土、日曜は通関手続きしないそうですから。


          


    REX'S SPEED SHOP 製、純正品よりちょっと大きいようですけど
    大丈夫かな。

    アナログの CDI なので中身はダイオード、抵抗、コンデンサーのみの
    組み合わせのようですけど、電気に疎い自分にはどうなってるのか
    さっぱりわかりません。
    配線図は REX'S のじゃありませんから、この中身がこのままかどうかは
    わかりませんけど。

    ちなみに、本体価格が £ 58.29 、送料が £ 27.80 でした。







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    まったく自転車には関係ない話です。

    時々乗っているバイクが最近エンジンの掛りが悪く、押し掛けしたりで
    なんとか乗っていたんですが、先日店から帰ろうとしたらまったく
    エンジンが掛からなくなりました。

    JAF に頼んでバイク屋さんに運び、調べてもらったらチャージコイルが
    駄目で、もしかすると CDI も駄目かもとのこと。

    何と言っても来年には40歳になる老バイクなんでそろそろ色々な所が
    駄目になるのは当然ですが、問題は部品があるかどうか。


    流石ヤマハさん、チャージコイルは在庫しててくれました。


          



    CDI はネットで探しまくりましたが、幸いこのバイクは日本より海外で
    人気があり、台数もかなり輸出されて今でも大事に乗っている人が
    いるので、イギリスのショップで比較的安価で作っててくれました。
    当日出荷してくれたんですが、新型コロナの影響か普段より配送に
    時間が掛かってます。


    拍手[5回]

    きわめてエゴ的ではありますが、昨夜の台風19号ではなんとか
    わが地元地区の荒川では大規模な氾濫はなくまずは一安心。


         


    我が家のベランダからは隅田川、荒川が見えるんですけど昨夜は
    暗くてあまり良く見えないながら気になってしょっちゅう川の状況を
    見てました。
    堀之内のへんにある水門進入禁止の標識が丁度水位の目安になって
    見えるんですけど今朝はほとんど水位が下がることはなくて
    恐ろしく速い流速が上流の水量がただならないことをうかがわせます。



    めったにあることじゃないと思うので通勤途中の写真を撮りました。


     

    江北橋の上流側、引き波禁止の標識がここまで浸かってます。
    自分の経験では、ここまで増水したのは2回目です。



              


     

    江北橋のたもとはこんな感じです。


              

    五色桜大橋の橋脚部分を見ると流れの速さを実感できます。
    普段の3倍くらい速いんじゃないかな。



     

    河川敷を自転車で走れるのはいつになるのやら



              

    ここだけやけに上流からの瓦礫がたまってるなと見てたら、地形の関係か
    わかりませんが、この河川敷部分は本流とは逆に上流へ流れていて
    流れがぶつかったところにたまってきます。
    この瓦礫やゴミは後々まで通行の妨げになりそうです。



     





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    先日、なつかしい Bianchi の組立を承りました。


           

    メルカトーネウノのカラーリングで、手持ちのカタログを見たら 2000 年モデルの
    ようです。
    最近、Bianchi がこれに近い配色のを出しましたがやっぱり当時物のほうが
    いかしてます。


              

    サドルがパンターニレプリカだったのでバーテープ止めのテープを
    グレー色にしときました。

    今回、自転車の組立と同時にホイールの組立も承りました。
    これまたなつかしい Ambrosio Xcarbo です。

    このカーボンリムはインターナルニップルなんですが、このインターナル
    ニップルってのは組み立てるときにちょっとめんどくさいんです。

            
    上の写真のような部品構成で組み立てるんですけど、このニップルワッシャーが
    曲者で、奥に入ってて見えないスポークにどうやってワッシャー入れるんだよって
    ことになるんです。


            

    通常はグリースを接着剤のようにしてニップルにワッシャーをくっつけて
    慎重にスポークにねじ込むんですが、今回は取り付け前にリム内に
    ワッシャーが落ちるとなかなか取り出せないようなのでより粘着性の強い
    WAKO's のディスクパッドグリースを使いました。

            

    これなら少々衝撃を与えてもワッシャーがずれることもありません。



            


            

    きれいに組み上がりました。

    ハブは TNI エボルーションライト、スポークを SAPIM CX-RAY にして
    重量は、フロント 601g、リア 738g でした。


    自分はこの年代のアルミフレーム車が好きなので、お客様の自転車ですが
    組立しててもすごく楽しい仕事です。


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    先日、TIME SCYLON を組立したんですがワイヤー類の取り回しも
    シンプルで、よく考えられていたんで組立やすかったです。

    付属品の中に意味不明のジュラコンのような材質のチューブが入ってて
    わからぬまま組立が終わったんですが、後で想像するにこれはリアシフトの
    インナーワイヤーを交換するときに使う物なんじゃないかなと。

    リアシフト用のインナーワイヤーはダウンチューブ入口からリアエンドまで
    細いライナーに誘導されてリアエンドから出てくるんですが、このライナーも
    最初に組み立てるときに出口直近で切断してしまうので次回インナーワイヤーを
    交換するときにインナーワイヤーを抜いてしまうと出口の穴からワイヤーが
    出てこなくなっちゃいます。

    そうならないために、インナーワイヤーを抜く前にこのチューブを挿入して
    ライナーに重ねておけばすんなりインナーワイヤーが出口に誘導されるはずです。

    たぶんこの使い方で間違ってないと思いますが、次回メンテナンスのときに
    誤ってインナーワイヤーを先に抜いてしまわないように備忘録として
    ブログ記事に残しておきます。



           

    メンテナンス時にお客様がこのチューブをお持ちでないときは
    外径6mmくらいで内径4~5mmのチューブならこれじゃなくても
    大丈夫でしょう。







    拍手[5回]

    先月、当店なんとか開店から十周年を迎えました。

    お客様を始め、家人他みなさまのおかげです、心から感謝いたします。

    そんなわけで、記念品を作りましたので15、000円以上のお買い物を
    していただいたお客様に差し上げております。

    本当は気軽に配りたかったんですが、あまり多く作ることができなかったので
    申し訳ありませんが、無くなり次第終了とさせていただきます。




           




    拍手[9回]

    先日来紹介してました Raleigh の古い自転車なんですがちょっとした
    問題が発生しました。

    一通りのサビは落としたんですが、鉄リムのサビがひどく特にブレーキシューの
    当たる面はザラザラだったんです。
    そのまま乗っていたらブレーキシューの減りが早くて、良いのか悪いのか
    セルフアジャスト機能付きのブレーキレバーのおかげで船がリムに当たって
    ガリガリ音がするまで気が付きませんでした。


    ということでリムを新調してホイールを組み直すことにしました。


    選んだリムは、質感の良いステンレス製の ARAYA WO-2 26x1-3/8


      


    このままでも問題はなかったんですが、自転車の雰囲気には
    ポリッシュ仕上げのほうが良いなと思い、始めてのステンレス磨きを
    やってみることにしました。

    いろいろやっみましたが、以下の方法が手っ取り早くてそれなりに
    見えるのでこの程度の仕上げでかまわない方は参考にしてください。
    磨きのプロからしたら一笑されるでしょうけどね。




    工程その1

    まずは、ヘアラインを消します。

     

    100mm のディスクグラインダーにイチグチの BS スコーライトディスク M
    粒度 240 を付けて削ります。

    注意点は決して力強くリム面に当てないこと、グラインダーを一箇所に止めないこと
    イメージとしてはエアガンで塗装を吹くときのような感じです。
    軽く触れる程度が大事です。
    そうしないと部分的に削れてしまい修正が難しくなります。



     

    こんな感じでヘアラインを消します。削り過ぎないことがコツですかね。
    あくまでもヘアラインを消すだけです。



    工程その2

    続いては、色々試してみましたがこの方法が時間は掛かりますが一番均一に
    削れました。

      

    使ったのは空研ぎの紙ヤスリの 400 番です。

    工程1で付いた 240 番のキズを消すんですが、気長にやることがコツですかね。
    1本のリムでこの一枚を使い切るぐらいです。


     

    こんな感じまで削ります、240 番のキズは比較的簡単に消えていくんですが
    今回のこのリムは円周方向にちょっと深めのスジが入っていたので
    それを消すのに時間が掛かりました。

    この段階で丁寧に削っておくのが最終的なきれいさに影響すると思います。




    工程その3

    ここから磨いていきます。


      


    「イチグチ」の BS スコーライトディスク M の粒度 600 を付けて磨いていきます。

    ここでも油断すると表面に黒色のスジが付くいわゆる焼けが出てしまうので
    あまり押さえつけないこと、グラインダーの動きを止めないことがコツだと
    思います。

    ディスクにコンパウンドの白棒を塗りつけて磨いたら焼けも出にくく
    きれいに磨けました。

     

    こんな状態まで磨いてみました。
    ここでは時間を掛けてもあまり仕上がりに違いは出ませんでした。




    工程その4

    教科書的な工程からしたらちょっと端折ってるとは思いますが
    適当なところまで磨けたので、もう最終的な仕上げをします。


     


    「ケンマのヤナセ」のフェルトディスク ソフトにここでも白棒を付けて
    磨きます。
    ここまで来ると特にコツなんてありません。どんな風にやっても
    あまり仕上げは変わりません。

    でもあまり一箇所にグラインダーを当て続けるとリムがあっちっちになるので
    注意してください。


     

    たぶんコンパウンドを変えていったりするとさらに深みのある面に
    なりそうですけど、今回はこの程度で十分なのでここで終了。

    本当はサイザルのディスクとか使ったら良いのは知ってるんですけど
    1枚2000円以上するディスクを買う気にはなりませんでした。


    今はすでにホイールも組み直して自転車に付けましたがこの程度の
    ポリッシュでも十分にカッコよくなりました。

    ステンレスリム自体を使う方が少ないでしょうけど、リム以外の
    ステンレスヘアライン仕上げの物でも同じことだと思うので機会があったら
    お試しあれ。








    .

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      前回紹介しました Raleigh Superbe Sports Tourist が一通りのメンテナンスが
    終わってきれいになりましたのでお披露目します。


     
     



                 

    ヘッドまわり、BB はバラしてグリースアップ、ホイールはいったん全部分解して
    どうしようか悩みましたがオリジナルのスポーク組で組み立てし直しました。
    ニップルだけは錆がひどかったので新しい物に交換しました。

    メンテナンス時間のほとんどは錆び落としでしたけど、以前教えてもらった
    亀の子たわしと台所用クレンザーを使うとクロムメッキに不要なキズを
    付けることなく表面的な錆びはきれいに落ちます。

    タイヤは、トレッドパターンがいい感じだったので Panaracer の
    Col De La Vie Randonnee にしましたが 40 - 590 はちょっと太すぎるようで
    自転車とのバランスが悪く見えます。
    何で普通に 37 - 590 で作らないんでしょうか?



     


                     

    Sturmey-Archer 製の Dyno-hub は生きていてちゃんと 6V で 1.8 W の出力が
    あったので外観に影響が出ないように SHIMANO の LP-C2200 の 6V - 0.9W の
    LED ランプをバラして中身を Sturmey-Archer 製のフロントライト、リアライトに
    移植しました。
    リアライトへはちょっと基板を削りましたけど元々かなり小さいので
    問題なく入りました。

    オリジナルのバッテリーバックは省きましたが、8 km/h 以上になれば点滅から
    点灯に変わりますから問題はないでしょう。






                   

    やっぱり普段使いにはリアのカゴは便利なのでなるべく雰囲気を壊さないよう
    カゴを加工して付けました。
    この際、リアキャリアーが必要だったので 70 年代にこの自転車に付けられていた
    PLETSCHER 製を入手して付けました。前側の取り付け金具は、オリジナル品は
    カッコ悪いし手に入らなかったので汎用のステンレス金具を加工して作りました。

    そんなわけで、買い物やちょっとした用事に便利な一台が完成しました。



    ここからは、この自転車が 1974 年モデルだと判断したいくつかのポイントを
    自分の備忘録として書いときます。


    その1、フレームシリアルナンバーの刻印位置



    このシートラグ上に刻印していたのは、1970 から 1973 年までのようです。
    シリアルナンバーから製造年月を推定するのが普通だと思いますが、Raleigh は
    この手の普通車のシリアルナンバーは古いものから使い回ししているそうで
    ナンバーから推定するのは不可能。



    その2、スターメーアーチャー製のリアハブの製造年月

     

    スターメーアーチャーのリアハブには製造年月を刻印してあるんですが
    73 10 とあるので 1973 年 10 月製造だとわかります。


    その3、ホイールのスポーク本数

    この自転車はごく一般的なフロント、リアともにスポーク本数が 36 本ですが
    この本数になったのが 1973 年からで、それまではフロント 32 本、リア 40 本
    だったようです。


    その4、ブレーキレバー

    この自転車についているセルフアジャスト機能がついたブレーキレバーは
    1973 年モデルからのようです。



    以上、この4点からだと 1973 年モデルだということになりますが
    1973 年 10 月に作られてるハブが付いてるのにその年には販売は
    していないんじゃないかと思ったので 1974 年販売のモデルとしました。



    ただこの自転車の不思議なのはチャーンガード上にある RALEIGH のロゴ

      

    このロゴが使われてたのは 1950 年代 ~ 1960 年までのようなんですが
    全体の雰囲気からこのチェーンガードを後付けしたとは考えにくいので
    はたしてどういうことでこの古いロゴが使われたのか知りたいところです。

    だから最初写真で見たときに 1950 年代モデルと勘違いしちゃったんです。


              





    .

    拍手[8回]

    先日、古い RALEIGH の普通自転車を入手しました。

    イギリスの普通自転車といえば、今日本中で走ってるママチャリの原型だと
    思うわれるし、現在はわかりませんがイギリスの最大規模の自転車メーカーと
    いえば間違えなく RALEIGH だったと思います。

    そんな今の普通自転車の原点のような自転車を足として使ってみたいと
    思ったのです。


     

              

    1974 年モデルって原型にしてはそんな古くないじゃないかと言われそうですが
    このモデルは、ほとんど同じ仕様で 1930 年代から作られているんです。

    実際、この自転車を写真で見て購入を決めたときは 1950 年後半のモデル
    だろうと勘違いしてましたから。



      


                    

    この Superbe というのは最上位モデルで Sturmey-Archer 製の Dyno-hub という
    内装ギアのダイナモハブを備えています。
    この Dyno-hub システムは停止中や低速時でもライトが点灯するように
    シートチューブ上のバッテリーに一旦充電してからのシステムになってます。
    もちろん乾電池は入ってませんでしたから、ライトは点きません。




     

    また Superbe にはオートバイのハンドルロックと同じようなカギが付いてます。
    このカギのメーカーが WILMOT BREEDEN というのはイギリスの自動車好きには
    たまりませんね。



                  

    この自転車の引き取りは世田谷から自走で 22 km ほど走って帰ってきました。
    たぶん最初から付いていた 44 年ほど前のタイヤはかなりボロボロでしたけど
    パンクしてなくてそのまま無事に走れたことにちょっと驚きました。



     

    サドルは Superbe は BROOKS の B66 が付いてるんですが
    こんな状態だったので手持ちの B17 を付けました。

    引き取り時の思わぬアクシデントはギアチェンジ用にハブから出ている
    インジケータロッドのチェーンが切れていてギアがトップに入ったまま
    変速できなかったこと。

    イギリスの普通自転車をなめてはいけません、一見ママチャリのような外観でも
    ギア比が普通じゃないくらい高速仕様に作られてます。

    調べてないのでギア比はわかりませんが、トップだとケイデンス 80 くらいで
    35 km/h で巡航できますから。

    タイヤはいつバーストするかわからないし、こんなギア比で環七走るのは
    かなり疲れました。

     

                 


    この自転車は、現在の自転車メーカーと違ってほとんどの部品を RALEIGH の
    ノッティンガムにある自社工場で作ってるんです。
    多く使われてる Sturmey-Archer も RALEIGH の子会社だったしね。

    このモデルを作った目的は、普通の人が自転車を交通手段に使えるような価格で
    作ることだったので当時コストダウンするためには一番いい方法だったんでしょうね。
    実際、ノッティンガムで働く多くの従業員が通勤で使ってたようです。

    フォードが T 型作ったときと同じような発想ですかね。

    当時のカタロクに出ている販売価格から当時の日本で買う場合の感覚は
    12万円くらいはしたんじゃないかと思いますけど。

    今、日本でママチャリ乗ってる人だと自転車に対する価値観がずいぶんと
    違うから理解できないと思いますけどね。


    この自転車、ここまでオリジナルのまま生き延びてきたんで、できるだけ
    オリジナルのままでメンテナンスして普段使いできるようにします。


    実はすでにメンテナンスは終わって使い始めているんで次のブログで
    お披露目します。

    スポーツ車オンリーな方にはあまり興味がない記事だとは思いますが。




    拍手[8回]

    先日、お客さまの Daccordi を試乗させてもらってこのフレームも
    かなり良いぞと、OLMO ばかり乗ってたのでそろそろ違うフレームも
    いいかなと。

    今回入手した Daccordi は先日試乗したものより1年ほど前の
    たぶん2001年頃のフレームでパイプ素材は COLUMBUS ALTEC2 で
    同じですけどシートステーがアルミでここが違います。



     


    色も赤ではなく艶消しのディープブルー、ジオメトリーは OLMO と
    比べて若干シートアングルが寝てて結果 BB が少し前にあるようで
    最初一瞬だけ違いを感じましたけど、今はまったく違和感なし。

    乗り味は、車重はホイールの関係で軽いんですけど踏んだときの
    軽さというか前に進む感じは OLMO のほうが良いです。
    ホイールの違いかもしれませんけど。


             

    最近自分の自転車はホリゾンタルフレームばかりですけどやっぱり
    カッコいいです。
    フレームのデカールやカラーリングも古臭くなくて私好みのデザイン

    自転車屋の自分としてちょっと残念なのが未だに10速ってことで
    そろそろ最新のコンポにしたいところですけど、まーこのコンポは
    お気に入りだし使い慣れてるんで不満はないんですけどね。


       

    自分用のフレームは、カタログ的には 54 サイズ、トップチューブ長 535 mm
    シートチューブがセンタートップで 540 mm の物で写真の自分用セッティングは
    サドル高 705 mmにした状態です。

    実は、このフレームのワンサイズ大きい 55 サイズが店頭在庫あります。
    トップチューブ長 540 mm、シートチューブ長 550 mm になります。
    自分用はフロントフォークはノンオリジナルですけど在庫品は
    オリジナルの COLUMBUS tusk が付属します、ヘッドパーツは付属しません。

    フレーム、フォークセット 販売価格は、68,200 円(税込み)になります。


    自分はこれがメインバイクになりますけど、練習用やセカンドバイクに
    いかがですか?

    気になる方は、是非見に来てください。




    拍手[7回]

    先日、お客様のご好意で組み立てたばかりの 2000 年初頭頃の
    Daccordi に試乗することができました。

    アルミメインでオーバーサイズのフロントフォークとシートステーが
    カーボンの構成からたぶん 2002 ~ 2004 年頃のフレームと思われます。
    アルミパイプは COLUMBUS ALTEC2 でグレード的には私が今メインで
    乗ってる OLMO の Dedacciai 7003 と同じようなものだったと思います。


           


    COLUMBUS の ALTEC シリーズは初めてだし Daccordi も初めてなので
    ちょっと長めに試乗させていただきました。

    乗った第一印象は、乗り味は OLMO にも共通する反応のよい、きびきびした
    走りです。加速したいときにはタメもなく即座に反応するし、まったくもって
    自分好み。

    硬いとか乗り心地悪いんじゃないのなのてのは先入観だけで、フレームの
    特性なんてそんな単純なものでもないような気がします。

    最近は走ったとしてもせいぜい 50km ほどしか走らないのでかえって
    この自転車のように反応のよい自転車に乗ってるほうが楽しく遊べます。

    自分が思うには、アルミ素材を使うときはやっぱりこのホリゾンタルフレーム
    のように前三角を大きくしたほうがいい自転車ができるんじゃないかと思います。

    ビジュアル的にも自分はホリゾンタルフレームが好きだな。



           


    貴重な体験ありがとうございました。


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    リアホイールは、多段ギアの場合スポークを取り付けるハブのフランジは
    左右でセンター振り分けになっていません。

    その結果、スポークは俗に言うオチョコ状態になってしまい右スポークの
    テンションと左スポークのテンションに差異がでます。

    シマノが11速化をしてスプロケット幅を増やしてから特にシマノ製の
    リアハブではこの左右のスポークテンションの差異が顕著になったように
    感じていたので、はたして10速までのハブと11速対応ハブではどのくらい
    違ってしまったのか簡易的に計算してみました。


                
              

    条件としては、より影響の出やすいロープロファイルのチューブラーリムを
    想定してとりあえず ERD 602 mm で比べてみます。

    考え方としては、右スポークテンションを 1000N で張った場合の
    右方向成分の力 RL と左方向成分の力 LL が釣り合うためにイコールとなる
    左スポークテンションを求めるとしました。

    本来は回転方向の角度成分も入ってくるしもっと複雑な計算になるんですが
    だいたいどのくらい違うのか知りたいだけで簡易的な計算なんで実際の
    数値としては参考程度に見てください。


    まずは、

    シマノ FH-9000 の場合

    R.TENSION:1000N RL,LL:67N L.TENSION:494N


    シマノ FH-7900 の場合

    R.TENSION:1000N RL,LL:74N L.TENSION:570N


    ついでに

    シマノ FH-RS770 (E-THRU O.L.D. 142mm) の場合

    R.TENSION:1000N RL,LL:73N L.TENSION:580N


    参考としてロードディスクで BOOST規格 の O.L.D. 148 mm 仕様の場合

    R.TENSION:1000N RL,LL:91N L.TENSION:669N



    大雑把に結論すると、10速までのシマノハブでは左右の差異は
    6 : 10  だったのが11速のシマノハブは 5 : 10 ほどに
    悪化したということですね。

    それと気になるのは、左右方向成分の力が 10% ほど少なくなってることで
    これはホイールの横剛性感に影響するんじゃないかな。

    まだまだこれからでしょうけど、BOOST規格のエンド幅 148mm は
    この問題を解決してくれそうです。

    あとはリア専用の断面を非対称にしたオフセットリムもこの問題を
    改善するのにはいいと思います。

    ほんとちょっとの数ミリの違いでこんなにも違いが出るんだなーというのが
    今回の感想でした。



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    以前紹介してました Dedacciai V107 パイプを使ったフレームがやっとこさ
    組み上がりましたのでお披露目します。

    なーんだ GIOS かよ、という声も聞こえそうですがなんせ最後の最後の
    ハイエンドのアルミフレームなのでこの V107 を使ったフレーム自体が
    少なく、期間も短かったので生産数も少なくフレームメーカーまでは
    選べない状況なんです。

    本当は、今乗ってる OLMO が V107 で作った SUPER LEGGERO が
    良かったんですが、これはこれ以上待ってても見つからないですね。

    INTERMAX からも出てたんですが、これもまず見つからないです。

    あとあるのは、スカンジウムから V107 に変わった DE ROSA の
    MERAK もあるんですが、ちょっとミーハー的なところが、、

    そんなわけで GIOS V107 CARBON 2004年 になりました。



      


               

    入手したフレームの状態は非常に良かったんですが、それでも中古だったので
    小さな塗装剥がれとかあったりで、そこを修正して高硬度のウレタン塗料の
    クリアを塗ったりしてたので完全硬化するまで様子見で3ヶ月ほど置いた後に
    組み立てました。



         

    待望の V107 なのでコレクションしていた Dedacciai のマテリアルデカールを
    シートチューブに貼っときました。

    どんな乗り味なのか、これを文章にするのがすごく苦手なんですよね。
    少なくとものんびりと乗る自転車ではないことは確かです。
    すごく反応の良いフレームで、ガンバレばガンバッた分だけ前に進む感じで
    そりゃもう走ってて楽しいです。

    フレーム重量 1200g ちょっとだったので OLMO と比べたら重量は軽くなって
    明らかに上りが軽くなりました。
    ちなみに写真の部品構成で 7.5kg ほどになりました。

    アルミ素材の違いもあるしこっちのほうが剛性感があります。

    ジオメトリーは OLMO と同じトップチューブ長なんですが GIOS の
    ヘッドチューブが長いのでハンドルを自分の高さまで下げられなくて
    ちょっと違和感があります。

    まだほんのちょっと乗っただけなので、速く走らせる乗り方をこれから
    いろいろやって慣れてかないといけないです。




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    昨日は都内で沖縄観光コンベンションビューロー主催の「沖縄x自転車旅」という
    沖縄でやってる自転車関連のイベントについてのセミナーがあったので
    行ってきました。


          


    みなさんの中にも沖縄好きの方は多いと思いますが、私も沖縄が好きです。

    沖縄でも離島でのんびりするのが好きなので、これまで伊江島、伊平屋島、久米島、
    粟国島、石垣島、黒島に行ってます。
    石垣島以外は全部レンタル自転車で走ってますし、久米島以外は島一周は
    周ってます。

    何でレンタル自転車かといいますと、実はサイクリングが主たる目的ではなく
    岸壁や磯で釣りをするのが目的でした。

    もう10年以上前の話なので今は違うかもしれませんが、沖縄の人は自転車乗る人が
    少なくて、ましてや離島となると貸してくれる自転車はちょっと壊れかけたような
    ママチャリが一般的でした。

    どこの島だったか忘れてしまいましたが、自転車を貸す商売をしてるとこがなくて
    民宿のオバァが近所の自転車持ってる家に頼んでくれてママチャリ貸して
    もらったこともありました。たしかそのとき自転車貸してもらっただけでなく
    後で食べなさいとサーターアンダギーまでもらっちゃいました。

    海岸沿いのアップダウンのある車もあんまり走ってない道をママチャリに
    釣り道具のせて釣竿を背中に走ってた時も、いつかはロードバイクで
    走りたいものだと思ってましたが、未だ実現はしてません。

    今回のセミナーでは、ツールドおきなわ、シュガーライド久米島、
    美ら島オキナワ Century Run の三大会の主催者の方がそれぞれを説明して
    くれました。
    それぞれ特色が違っていてどの大会も魅力的、それと沖縄サイクリングの
    大会に共通して言えるのは、ちょっと前に流行った「おもてなし」精神が
    すごくあることじゃないでしょうかね。
    きっとすごく気持ちよく楽しいサイクリングができると思います。

    自分はもともと久米島が好きなんで、シュガーライド久米島に参加して
    エイドステイションで久米島特産の車えびが是非とも食べてみたいと思いました。


             


    久米島へは本当は今ではなくなっちゃった泊りんからの高速船で
    行きたかったんですけどね。

    毎年11月に開催のシュガーライド久米島、ぐるっと1周コース 45km か
    アスリートコース 90km 、やっぱりどうせなら 90km 走りたいかな。
    11月はちょうどいい気候だと思います。

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    ときどきは通勤時に通り過ぎるんですけど最近あんまり気にしてなかった
    堀之内公園の大賀ハス

    そういえばそろそろ咲いてるかなと先日見に行ってみました。


       
            足立区堀之内2-1-1


    以前ブログに書いた時期を見てみたら7月初旬が満開になるようで
    まだまだそれほどの数は咲いてませんでした。


              

    ハスって不思議な形してますよね、自分はこの花をみると仏様を
    イメージします。

    また7月になったら見に行こうと思います。



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    気が付いたら随分とブログ書いてませんでした。

    相変わらず仕事はしていましたが、特にブログで世の中にお披露目するような
    話題もなく、ついついサボってしまいました。

    さて今回は、当店でも時々やってるカンパ系の完組ホイールのリム交換を
    伴う修理、どのくらい前までのモデルまで部品が入手できて修理できるのか?

    今回の EURUS は 2010 / 2011 年モデルでしてカンパのストックも
    完全ではなくなってきているようです。

    お客様との相談で、費用をなるべく安価にということで 2 WAY FIT でない
    ノーマルリムに交換です。


     

                    

    リムの変形とフリー側のスポークの変形で交換する部品のパーツナンバーは IPC 上で

    リム:WH-404EUB スポーク:WH-106SHB


    スポークは在庫がありましたが、リムはすでにイタリアにも在庫がありません。
    代替品をカンパニョーロ ジャパンで確認してもらったところ
    15c でラージハブになる前のリムだとシャマルのリムで WH-104SHB ならある
    ということで今回はこちらを使って修理しました。

    今回はじめて知ったんですが、ラージハブになったときにリムに入るスポークの
    進入角度が変わったためスポークホールの角度が変わり、互換性がないようで
    教えてもらわなかったら間違えるところでした。


     


    てなことで、外見シャマルに生まれ変わりました。シャマルがユーラスに
    なっちゃうのは抵抗がありますがこれならアップグレードっぽいので
    お客様にも納得いただきました。
    ステッカー以外は同じものですしね。

    今回のホイールはスポークテンションをいじってなかったのでデフォルトの
    テンションが調べられて、初期状態を再現することができました。

    費用ですが、リム、スポーク5本交換で部品代、工賃の合計で
    36000円ちょっとで承りました。



    さてここからは自転車とはまったく関係ないお話です。

    先日、UFO の FRONT FENDER で MX-ED の UNIVERSAL FRONT FENDER は
    YAMAHA  1981 年モデルの DT125 (2NO) に付くのか?付けるとどんな風になるのか
    ネットの画像検索したけどまったく見つからなかったので、高価な部品でもないし
    とりあえずやってみようといことで換装してみました。


             

    Part No.UF-1013-101 問題なく付きました、貧弱だったフロントフェンダーが
    自分好みのバランスでいい感じに変わりました。ただこのイエローは
    どうやらスズキの色らしく、色味が若干違いますね。

    このフェンダーには取り付け孔が開いてないのでこの車体に付ける場合は
    12mm のホールソーかドリルを用意したほうがいいですよ。


        



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    今、扇大橋左岸と鹿浜橋左岸であまり見たことのない工事をやってるので
    気になってネットで調べちゃいました。


           
             扇大橋左岸


           
              鹿浜橋左岸


    この工事、「河岸再生工事」といって自然な河岸の再生を目的に
    国土交通省がやってるようです。

    今でも所々の河岸にヨシ原が残ってるんだなとは思ってましたけど
    実はこんな大掛かりな土木工事をした後の造られた自然だったんですかね?
    もっとも荒川放水路自体が人工の自然ですから、手直しの部類ですかね。

    何もしない河岸だと、ヨシ原は船の引き波でやられちゃって侵食されるので
    消波ブロックとかが必要なようです。

    随分と前ですけど小型船舶の免許を取ったときに荒川には引き波禁止の標識が
    あることを始めてしりましたけどやっぱり標識だけじゃだめなんでしょうね。

    野球もサッカーもしない自分としては、運動場を増やすよりこっちのほうが
    喜ばしいですけど。


           


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